引き直し計算マニュアル


(株)武富士は、法律上有効な金利を超えた違法な金利で貸付を行っておりました。そこで過去の取引(貸し借り)を法律上有効な金利で再計算(引き直し計算といいます)することにより、利息を払いすぎている(いわゆる過払い)状態であるか知ることができます。ここでは(株)武富士より返送された取引履歴の引き直し計算方法をご紹介いたします。
 *コンピューターの操作方法などのご質問には応じられませんので、予めご了承願います。

Excel2007以降バージョン

Excel2003以前バージョン

 以下のサイトからダウンロード可能です
  アドリデム司法書士法人


エクセルファイルをダウンロードする
 引き直し計算をするために必要なエクセルファイルを左からダウンロードする。
Officeのバージョンによって利用するファイルが異なりますので、ご注意ください。



 【Excel2007以降の場合】    
 




エクセルのファイルを開き、マクロを有効にする

【Excel2007以降の場合】

ダウンロードしたエクセルを開いたら、マクロを有効にするため、上段の「セキュリティーの警告」@オプションをクリック










コンテンツを有効にする
 マクロを有効にするため、A「このコンテンツを有効にする(E)」にチェックをつけて「OK」をクリック。














【Excel2003の場合】 【Excel2003以前の場合】
ダウンロードしたエクセルを開くと、「セキュリティーの警告」が表示されるので、「マクロを有効にする」をクリック














取引経過を入力する
 まず、B「データ入力」のシートであることを確認。

 C「業者名を入力」に『武富士』と入力し、債務者名を入力に自己の名前を入力

 D(株)武富士より返送された取引履歴を参照して取引の経過を入力。取引履歴は和歴で記載されているが、入力は西暦で入力が必要です。(例 H2年1月1日は1990/1/1と入力  西暦の下二桁 90/1/1でも入力可能です)
 *処理日・起算日・精算日の記載がある場合は、処理日の日付を入力してください。

 「借入額」に貸付を受けた金額、「返済額」に返済をした金額を入力してください。現段階ではどのような書式で取引履歴が開示されるか不明ですが、返済額については「入金合計」と記載されてる可能性もございます。
 *日付・金額は正確に入力願います。入力が誤っていると正確な計算をすることができません。
 *遅延日数などは自動的に計算されますので、入力不要です。





開示が予想される取引履歴のイメージ
  
  入力が完成
 E全ての取引経過を入力したら、一番最後に計算を入力した日の日付を入力。(例 平成22年10月10日) 借入額・返済額は入力不要です。

F右上の緑色のボタン「閏年計算0FF」をクリック。
 すると自動的に計算が始まります。
  引き直し計算結果
 自動的に計算がなされ、F計算書シートへ自動的にジャンプします。

 G計算結果の最終の日付(入力した日付)の残元金欄が赤字でマイナス表示された場合は、過払金が発生していますので、裁判所に対して債権届出をする必要がございます。
  過払金の利息額の欄の合計の下に記載されている金額が、入力した日付までに発生している過払い金に対する利息です。こちらも合わせて債権届出が必要となります。

債権届出書の書き方はこちら